かめかめ・かめラ
北海道妄想の旅1978
(北海道)
(1978/10/1-20)

【13 湧網線】
(1978/10/13)(記 2018/1/26)

北海道妄想の旅1978:50紋別〜中湧別〜遠軽〜中湧別

【1】
 1978年10月13日の旅(1)

【1】
 今朝は紋別を6時55分発の列車で出発する。この列車の紋別着は6時46分だが、興部・名寄経由札幌行きの急行紋別と列車交換するため少し待つ。

【10】(紋別駅)

【10】(紋別駅)

【10】(紋別〜元紋別)
 定刻通りに紋別をでた列車は海岸線から少し離れ、じゃがいも畑と牧草地の入り混じったところを走り、元紋別に着く。ここで名寄行きの普通列車と列車交換し、再び走りはじめて一本松仮乗降場を過ぎる。

【4】
 小向を過ぎたあたりから左手に湿地帯が広がり、その向こうにコムケ湖が見えてくる。

【10】(小向駅)

【10】(小向駅)
 弘道仮乗降場を過ぎてコムケ湖の岸を走ると沼ノ上。ここから2kmほど海の方へいくと紋別空港がある。

【9】(旭駅)

【9】(旭駅)
 さらにシブノツナイ湖を牧草地の向こうに遠望し、旭、川西を過ぎて湧別川を渡ると右から湧別への支線、すぐ続いて湧網線が合流して中湧別に着く。中湧別で、湧別発網走行きの普通列車と列車交換する。

【9】(中湧別〜北勇:初夏)
 中湧別を出ると、整然と区画された耕地と牧草地を一直線に南へ向かう。

【9】(北勇〜上湧別:初夏)
 北湧仮乗降場まではアスパラガス畑とサイロが目立つが、次の上湧別から共進にかけてはリンゴ園が多くなる。

【10】(上湧別駅)

【10】(上湧別駅)
 東から山が迫り、山に押し出されるようにして湧別川を渡る。

【10】(開盛駅)
 開盛では中湧別行きの普通列車と列車交換。そして北遠軽を過ぎると、石北本線との接続駅の遠軽に着く。

紋別0655-0734中湧別0740-0807遠軽 名寄本線 641D

(遠軽駅から瞰望岩)
 これから駅裏にある瞰望岩(がんぼういわ)に登ろうと思う。高さが81mある。

(遠軽駅)

(遠軽駅)
 歩いても行けそうだが、確実を期すためと時間の節約のためにタクシーを使おう。

(瞰望岩入口)
 タクシーの運転手さんといろいろと話をした。瞰望岩には柵がないので、絶対に端には行かないようにとか、転落事故は昔から時々あったが、最近は自殺者も少なからずいるようだとか、、、、、。「ここからは歩いてください。では、お気をつけて」という言葉とともに、タクシーから下車した。

(登り坂)
 こんな登り坂をえっちらおっちらと登っていく。

(お知らせ)
 文面は優しいが、内容は怖い。

(登り坂2)
 さらに勾配は急になる。そして頂上が見えてきた。

(お知らせ2)
 文面も内容も怖い。

(頂上)
 頂上に着いた。本当に柵がない。

(石北本線)

(遠軽駅と名寄本線)
 頂上からの眺めは素晴らしい。しかし、足元に注意しないと転落するので、かなり怖い。


瞰望岩(がんぼういわ)からの眺め

 風があるので吹き飛ばされないように注意が必要だ。

(岡村べんとう屋)
 遠軽駅まで戻り、駅近くの岡村べんとう屋へ行き、かにめしを買う。

(かにめし@岡村べんとう屋)

(かにめし@岡村べんとう屋)
 遠軽駅の待合室で食べる。かにはたっぷり入っていて美味しい駅弁だ。北海道にはいくつかかにめしがあるが、ここ遠軽のかにめしの特徴は、(1)椎茸の煮付けがない、(2)タケノコが入っていない、(3)刻みのりと紅ショウガがのっている、(4)かにの味付けが薄味でかにの風味が生きているなどである。特に紅ショウガがよいアクセントになっていた。

【1】
 遠軽には約3時間滞在した。11時07分発の名寄行き普通列車で中湧別まで戻る。中湧別では遠軽から急行大雪(札幌行き)になる列車と列車交換した。

遠軽1107-1129中湧別 名寄本線 628D
北海道妄想の旅1978:51中湧別〜網走〜中湧別

【1】
 1978年10月13日の旅(2)

【1】

【4】
 中湧別で11分間でゆっくりと乗り換え、湧網線の車中の人となる。中湧別を出ると、列車は右にカーブする。あたりは一面の酪農地帯。五鹿山(ごかざん)仮乗降場、福島仮乗降場を過ぎ、芭露(ばろう)へ。

【10】(芭露駅)

【10】(芭露駅)
 その先で芭露川を渡って志撫子(しぶし)仮乗降場に入る手前から、左手のすぐ近くにサロマ湖が現れる。

【45】(芭露〜志撫子)

【9】(芭露〜志撫子)
 ちょうどサンゴ草が満開でサンゴを敷き詰めたように湖が真っ赤に染まっている。

【10】(計呂地駅)
 計呂地(けろち)まではサロマ湖に沿って走る。計呂地から先はサロマ湖はほとんど見えない。

【10】(若里仮乗降場)

【10】(佐呂間駅)

【10】(佐呂間駅)

【10】(仁倉駅:冬)

【10】(浜佐呂間駅)
 浜床丹(はまとこたん)仮乗降場、床丹、若里仮乗降場、佐呂間、堺橋仮乗降場、興生沢(こうせいざわ)仮乗降場、知来(ちらい)、紅葉橋仮乗降場、仁倉まではサロマ湖からはずれて山側の酪農地帯を通り、浜佐呂間で再びサロマ湖の東側入り口に達する。

【4】

【10】(常呂駅)

【10】(常呂駅)
 北見富丘の右手にイワケシュ山を見ながら東富丘仮乗降場、北見共立を経て常呂に着くと、オホーツク海が近いが防雪柵のためにほとんど見えない。

【9】(常呂〜能取:常呂川:冬)

【9】(常呂〜能取:冬)
 能取(のとろ)から北見平和、卯原内(うばらない)、二見中央仮乗降場にかけては、能取湖に沿って列車は走る。

【9】(能取〜北見平和)

【10】(二見中央仮乗降場)
 ここもサンゴ草が群生しており湖面が真紅に染まっている。二見ヶ岡から今度は右手に網走湖が開ける。

【10】(二見ヶ丘〜大曲:冬)
 網走川を渡って、大曲仮乗降場を過ぎると石北本線と合流して終点の網走である。

中湧別1140-1357網走 湧網線 925D 【湧網線完乗】

【1】
 網走では26分待ってから、折り返しの列車で中湧別まで戻る。

【10】(計呂地駅)
 途中、計呂地駅にて網走行き普通列車と列車交換して、定刻の17時ちょうどに中湧別に到着した。

網走1423-1700中湧別 湧網線 926D
北海道妄想の旅1978:52中湧別〜湧別〜中湧別〜遠軽〜北見〜札幌

【4】

【1】
 名寄本線には、中湧別〜湧別までの支線がある。ここは1日の列車がわずか2本という超閑散区間となっている。朝の列車を逃すと夕方まで列車は来ない。その夕方の列車にこれから乗って湧別まで行く。

【10】(四号線仮乗降場)

【10】(中湧別〜湧別)
 線路は一直線で四号線仮乗降場を過ぎると、あっという間に終点の湧別である。

中湧別1717-1725湧別 名寄本線 926D

【10】(湧別駅)

【9】(湧別駅)

【7】(湧別駅:冬)

【10】(湧別駅)

【1】
 湧別駅での滞在時間はわずが6分。17時31分発の”終電”で中湧別に戻る。

湧別1731-1739中湧別 名寄本線 941D

【HPから】(だるま軒)

【HPから】(カツ丼@だるま軒)
 今日の夕食は中湧別で食べよう。駅の近くの大衆食堂のだるま軒による。札幌にはだるま軒という老舗のラーメン店があるが、こちらは大衆食堂である。数多くあるメニューの中からカツ丼を注文した。

【10】(中湧別駅)

【10】(中湧別駅)
 食事を済ませて中湧別駅に戻る。次の列車までまだ少し時間があるので待合室でしばしの休憩をとる。

【1】
 遠軽行きの列車に乗る。中湧別で、興部行きの急行天都と列車交換した列車は30分弱で遠軽へ着いた。

中湧別1950-2016遠軽 名寄本線 629D

【1】
 遠軽からは、急行大雪7号に乗り、北見まで戻る。途中の相内駅で普通列車の留辺蘂行きと列車交換した。

遠軽2127-2227北見 急行大雪7 石北本線 505D

【1】

【1】
 北見からは夜行急行の大雪10号に乗り込む。

【1】
 疲れが溜まってきているので、今夜も2号車の客車三段式B寝台の上段を確保した。天井が迫ってくるが、ゆっくり眠れるだろう。

北見2233-0617札幌 急行大雪10 石北本線/函館本線 518
【1 夜行で青森へ】  【2 道南8の字めぐり】  【3 松前線・江差線】  【4 岩内線・瀬棚線】  【5 胆振線】  【6 相生線・釧網本線】  【7 標津線】  【8 千歳線・日高本線・広尾線】  【9 白糠線・池北線】  【10 石北本線・富良野線】  【11 士幌線・根室本線・札沼線】  【12 興浜北線・興浜南線・渚滑線】  【13 湧網線】  【14 富内線】  【15 夕張線・室蘭本線】  【16 幌内線・万字線・歌志内線】  【17 深名線・留萌本線】  【18 羽幌線・天北線】  【19 美幸線・名寄本線・宗谷本線】  【20 函館本線】